20回目の練習会から新しく取り入れた方策と、これから導入予定の取り組みの案内です。

新しい取り組み(1): 最初から「キャンセル待ち」申込み

今回の申込みから、「キャンセル待ち」にしました。
というのも、メンターが私のいつもお世話になっているAさんと私の2人体制の事が増えてきまして…「この人数で対応出来る人しか参加出来ないようにしなければならない」のと「常連の子達が気軽に参加できるようにしたいが、全員の面倒を見ることが難しい」ジレンマに陥りまして、結果、他のCoderDojoのように申込みを「最初からキャンセル待ち」にして順次受け付ける方式に切り替えました。
説明を書いているものの「キャンセル待ちなら参加するのをやめておこう」と思う方も少なからずいるかも知れないので、一応何度か御案内のメールを送ったところ、特に混乱なく申込み・参加してもらえたようです。

新しい取り組み(2): 迷えるニンジャのためのチャート

メンター不足というのもあって、だからこそメンターは最低限のメンタリングに徹して、あとはニンジャ同士で学び合い教え合いの流れを深めていって欲しいと思って、色々な仕組みを模索しています。
その一つが「迷えるニンジャのためのチャート」です。

(2016.5.20追記:「やりたいこと探しの指標」から 「迷えるニンジャのためのチャート」に名称を変更しました)
作成の経緯は、来るなり「今日何するの?」って無邪気な笑顔を向ける子が後を絶たなかったからです。
毎回「今日、君は一体何をしに来たの?」と喉から出かかっているところを寸止めして対応していますが、最近、本当に人手が足りなくて丁寧に対応しきれないというのもあって、せめて「自分の進む道は、自分で探そうね」と、やりたいこと探しの指標のために作成しました。
漢字が多いですが、ニンジャ向けに作っています。読めない部分は保護者の方と読んでもらったり、ニンジャ自らに読みやすいものを実装してもらおうと思って、わざとシステムフローチャートにしています。
この表はGoogleDriveの公開フォルダの「ニンジャ向け資料」にて公開しています(PDFはこちら)。まだ不安定な内容も多いので適宜更新予定です。

新しい取り組み(3): ベルトとバッジ

ベルト(帯色)は、作品を作るための基本技術と、礼儀作法など道場での振る舞い方が一定基準以上習得したと認められると切り替わるシステムです。バッジ(褒賞)は、ベルトとは別に、各種技能の習熟度に合わせて出来たことを褒めるシステムです。
素案はKataから引用していますが、小平道場の独自要素が強いシステムです。
コードを書く力を駆使してものづくりをすることや、技術力を磨くこと自体を極めたり、各自でゴールを設定して欲しいのですが、序盤から失墜気味のニンジャをみかけるので「出来る子のみ参加になるよう自然淘汰するべきか」「可能性を見いだして貰うのと、自信をつけてもらうために、ある程度底上げに注力すべきか」大いに悩みまして(大抵の道場は概ね前者のみ対応していると思います)、結果、小平道場では「ある程度は底上げに注力する」方針にしました。それで、ニンジャ達のやる気の「下支え」をできる仕組みをと思い、目標づくりの目安を用意しました。

これは、あくまで目標作りの目安として用意するものなので、各自の目標は各自で立てて下さい。目標は小さく、少しずつ立てるのが良いです。勿論、目先の目標だけではなくて、大きな目標にも向かっていって欲しいです。
モチベーションのコントロールが困難なニンジャも少なからずいて、そんなニンジャ達でも少しでもやる気の維持する方法を見つけて貰えたらと思います。

この資料もGoogleDriveで公開しています(PDFはこちら)。まだ全て整えた訳ではなく暫定の情報が多いし、詳細も完全には決まっていませんが、追って詳細を記したカードをニンジャ達に配付する予定です。