こんにちは、道場主(チャンピオン)の「とが」です。
3月4日の開催報告です。

今回の参加者

  • ニンジャ(子供):5名(女:0、男:5)
  • ボランティア&保護者:5名(女:3、男:2)

※視聴のみ(申し込み有)を含む。申し込まずに映り込んだ人は数に含まず


初の完全オンライン開催

はじめての完全なオンライン開催となりました。
新型コロナウイルス感染予防・拡散防止の流れで会場である市民活動支援センターが休館のために物理的に開催が不可能であること、よしんば開催したとしても前回の状況から参加者がほとんどいないことが見込まれたため、会場開催をやめることにしました。
また、学校が休校でニンジャたちが外出を控えているであろうことが見込まれたのと、運用の練習回数を増やしたかったのとで、思い切って3月の1ヶ月間は毎週(計4回)開催することにしました。

それから、今回の開催の前に、他のDojoでも手探りの中でオンラインで(しかも小平道場と同様にZoomを使用して)開催するとの噂がチラホラと聞こえてきました。
それで、せっかくの機会だから運用の知見共有を兼ねて、繋がりのあるチャンピオンや教育関係者に声を掛けました。
結果、常連と外の大人が入り交じり、賑やかな回となりました。

開催の雑感

道場主の所感
  • 申し込みシステムの調整不足でバタバタした
  • ニンジャのひとりごとがBGMに!?
  • 対面形式よりも発表時間の没入感が高い印象
  • 全員でひとつの話題を共有しやすい
  • 1対1の対話中心のニンジャと話す機会が減った
保護者から
  • 事前に何度か視聴・参加した経験が生きた
  • 休校で人と話す機会がなくなったので、ありがたい
  • 知らない人ばかりでは何だかつまらないし、知ってる人がいるから楽しい

配信の工夫など

道場主は、カメラを3台用意して、色々な角度から見えるようにしました。
用意したのはPC(MacBook Pro)、外付けWebカメラ、スマホ。

下の写真の通り、顔を出すことに抵抗を感じている方でも大丈夫なように道場主は積極的に顔出しを行わず、「道場主からはどんな風に見えているのか」PCのディスプレイを見える化。
タイムスケジュールの共有は、スライド資料の共有(Web公開と画面共有)と、スケッチブックへの手書きしたものをカメラに映すことで実施。

今回のタイムスケジュールは、通常開催と同様にしてみました(※当日までノープラン)。

道場主の所感・詳細

申し込みシステムの調整不足でバタバタした

オンライン開催の場合、物理的な危険は伴わないものの、インターネットならではのトラブルが発生する可能性があります。
過去に実際、参加中に知り得た「非公開の」情報を個人のブログに(出典元を明記せずに)転載した人がおりまして(しかも悪びれる様子もなく何度もやる)、登録抹消・出禁にしました。
そのような安全な環境作りへの配慮を欠いた或いは配慮する気のない参加者が入り込むことを防ぐため、参加を「(小平道場への)参加経験者のみ」に限定し、ミーティングURLも毎回変えるようにしました。
加えて、開始時刻を過ぎてから連絡する人がいるであろうこと、道場主は複数の作業を同時にこなすことが不得意なので開始時刻後の連絡を見落とす可能性が高いことから、受付システムを自動化することにしました。
受付システムは以前作ったGoogleフォームを流用することにしました。
ただ、このシステム、いまだに改良を重ねている状況で、色々と不安なところがありました。実際、参加者にZoomのURLをメール通知することに失敗して手作業で送ることになり、最初の15分ほどバタバタしました…。
今回の失敗の原因はコレ↓でして…

数回テストをしたつもりだったのに…関係者の皆様、大変失礼しました…。

ニンジャのひとりごとがBGMに!?

今回の作業時間中、マイクをオフにするよう伝えず、各自の判断に任せました。
黙々と作業しだしたら静まりかえるかなぁと思っていたら、小声で独り言を言う人達がチラホラといて(そもそも道場主が独り言が止まらない系統)、絶妙なBGM代わりになりました(笑)。
小平道場は、発表時間に成果を発表するのは任意にしているので(他のDojoで「発表が苦痛」で参加しなくなったニンジャを見てきたので)、日々どんな活動をしているのかを参加者全員と共有できていないニンジャもいます。そんなニンジャが独り言をつぶやいているのを見て、その独り言を普段以上にはっきりと聞くことで「おや、あの子はいつもこんな風なことを喋っていて、あんな作品を作っていたのか」と知る機会になったようです。

対面形式よりも発表時間の没入感が高い印象

通常の練習会(Dojoセッション)の発表時間では、プログラミングへの関心が低いニンジャ達への対応が課題でした。
というのも、比較的低年齢のニンジャたちは、インタラクティブに動かないもの…特にソースコードへの関心が非常に低く、ソースコードを表示するやいなや全く関係のないおしゃべりを始めます。
他人の発表を見ない・聞かないことは「参加の自由」なので構わないのですが、そのニンジャ達が発表を妨げる音量で喋るというか騒ぐこと、それを監視する大人が不足していることが課題です。
発表を無視して騒ぐくらいなら、別室へ移動するか、いっそのこと帰ってくれないかな…と言うのが道場主の本音です。

ソースコードに関心を持たない理由は、内容の難易度と物理的な問題の2通りあります。
後者の「物理的な問題」というのは、スクリーンに投影した文字の視認性です。
普段使用しているプロジェクターでは、細かい文字が潰れます。自主的に画面の前に集合してもらったりはするのですが、その人数が多いと満足に見ることが出来ない人があらわれます。
要するに、一人一人がじっくりと発表者のソースコードを見る機会が少ないのです。
ところが全員がオンライン参加なら、これまで以上にソースコードを近くで見ることができます。

(上の画像のソフトウエアは「IntelliJ IDEA」という統合開発環境で、表示中のソースコードはニンジャ本人がGitHubで公開している(リンク参照)ので、興味のある人はそちらも参考にして頂けたらと、です。)

オンラインでの画面共有の利点は、発表時間中だけではなく(半強制的に)作業時間中も見ることができます。
その上、(ディスプレイの縦横幅と解像度によるものの)画面に映る文字が明瞭です。
こうして「見た目の雰囲気」が分かることで「参加感」が高まるのか、プログラミング言語それ自体は理解できていなくても、ニンジャ達がこれまで以上に集中して話を聞いているように見えました。
あるニンジャは「全然わからない」と言いながらも少なからずJavaに興味を持ったとのことです。

この他のニンジャも、細部までクリアに見える環境でじっくりと発表してもらいました。
昨夏以降、保護者の皆さんと共に何度もオンライン開催の練習をしてきたおかげで、画面共有は比較的スムーズでした。



12月の練習会でオンライン参加したニンジャの保護者からも「十分参加感を味わえます」という感想を頂いていたのですが、オンラインで発表時間を実施しても参加感は損なわれないし、ひょっとしたらリアルよりも没入できているのかも知れないと思いました。

全員でひとつの話題を共有しやすい

先の発表時間に関連するですが、些細な話も共有しやすいと感じました。
というのも発表時間後に、とあるニンジャがポツリと「(道場主の個人的な)ブログを見たよ」と漏らしたことから、(共有した画面上で)ブログを見ながらの雑談タイムになりました。
普段の発表時間後の片付け時間にこんな話を持ちかけられても慌ただしいので殆ど話が展開せずに終わるのですが、全員で記事中の写真を見て気になったことをゆったりと話すことができました。
道場主が初めて触ったPCやOS、Scratchのクラウド変数の話をしたのですが、それぞれが新しいことに興味を持ってくれて盛り上がったのは嬉しいです。
(そういえば、音楽の打ち込みの話の流れからSonic Piはどう?って話も出ましたね!)

1対1の対話中心のニンジャと話す機会が減った

全員でひとつの話題を共有することができた反面、1対1のコミュニケーションがやや不足しました。
Zoomの場合、「ブレイクアウトルーム」という小部屋をいくつか作ることができます。

大勢の話し声が飛び交う場所で個別の相談を受けるには無理がある(聞き取れない…)ので、今回は「相談室」代わりに使ってみたのですが、これは良い感じに活用することができました。

しかし、普段の練習会のように「見回り」で室内を歩いて回り、その通りすがりに「最近どう?」と斜め後ろから声を掛けるような対話は難しかったです。

周囲がざわつく中で1対1の会話をする意味では、文字による「プライベートチャット」で可能ですが、口頭で行うような「ほとんどの人が気付いていないところで、瞬間瞬間に生まれて消える他愛のない会話」は発生しづらいと思いました。
良いとか悪いとかということではなく「使う道具が変わったことで発生しづらくなった交流方法のひとつ」という認識です。だから、このような交流を期待して参加する人は少なからず参加の動機が減りますよね。

次回以降の運用について

今回の開催は、メールの発送の不備があったものの、比較的スムーズに実施することができました。
それは、昨夏から常連の大人たちと一緒に何度か使って練習したからできたことだと思います。
とはいえ、まだまだ道場主も他の参加者も十分に使いこなしている訳ではありません。
だから、よりスムーズで自由なコミュニケーションを図るためにも、セッション中に「皆でZoomの使い方を探る」時間を設けても良いかもと思いました。
こうして些細なことでも皆で試行錯誤していくことで、ピア学習を「当たり前化」できそうですね。

また、モニタ越しの参加だとテレビを見ているように受け身になる可能性を憂慮していましたが、先の通り発表時間を見る限りでは、物理的に集合したときよりも参加者同士の距離が近く参加意識が高まっている印象を受けました。
「見るだけ・聞くだけの参加」は一見消極的ですが、そのような参加を尊重しつつ全体を調整していくことで、直接集まる場合とは異なる「オンラインならではのコミュニティ」を形成できるのではないかと思います。
まずは、とにかくやりながら、調整、調整、調整、ですね。

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